今回は、友達について悩んでいる小学生の子供と一緒に観て欲しい映画を5作品紹介したいと思います。
友達と付き合う上での不安を和らげ、背中を押してくれるような友情を描いたアニメ作品を選びました。
アニメ映画なので小学生でも観やすく、また、大人にも楽しめるアニメ映画を集めました。
ぜひ親子でご覧にください!
【アニメ映画】友達の事で悩む小学生の子供と観たい友情がテーマの映画5選
トイ・ストーリー
公開年 | 上映時間 | 制作国 |
1996年 | 81分 | アメリカ |
映画の小説版 |
トイ・ストーリーの映画は、シリーズ4まであるディズニー・ピクサーの大人気の作品です。(2021年5月現在)
トイ・ストーリーシリーズのどのお話も、おもちゃの仲間達が力を合わせる心温まる友情を描いた内容となっています。
その中でも、今回はトイ・ストーリーの一番初めの作品をおすすめします!
簡単なあらすじ
このトイ・ストーリーの作品は、メインキャラクターでもあるカウボーイの人形の「ウッディ」とスペースレンジャーのおもちゃの「バズ」が出会い、そこから友情を育むというお話です。
ウッディは新しく仲間入りしてきたバズに嫉妬をし、例えバズを見捨てたとしても自分が良ければいいと思っていました。
しかし、二人でピンチを切り抜けるために奮闘していく中で、友情が芽生えていきます。
感想レビュー
ウッディの持ち主のアンディの元にプレゼントとして贈られたバズ。
アンディはウッディよりバズを選んで遊ぶことが多くなります。
「ずっと自分を可愛がってくれていた持ち主に、突然お気に入りのおもちゃができた」と思ったウッディ。
これが、ウッディがバズに嫉妬した原因です。
このお話では「持ち主」となっていますが、友達に置き換えて考えることができます。
仲がいい友達をとられたような気がして、もやもやしてしまうんですね。
仲良くしていた友達が別の友達と仲良くしているのをみて、そのように嫉妬してしまう気持ちも分かります。
じゃあ、そのもやもやした気持ちを、自分と仲の良い友達が仲良くしている、別の友達にぶつけるの?それとも、もう遠ざけてしまうの?
きっと、そんなもやもやした気持ちを持った時に、そこから自分がどうするのかが大事なポイントになるのだと感じます。
ウッディは、どんなことを思って行動に出たのかが、とても分かりやすく描かれているので、そのウッディの気持ちに注目して観てみるのをおすすめします。
友情を育む何かのヒントになるのではないかなと思います。
ベイマックス
公開年 | 上映時間 | 制作国 |
2014年 | 102分 | アメリカ |
映画の小説版 |
ベイマックスの映画は、ベイマックス1作品目とその1作品目のその後を描いた続編の「帰ってきたベイマックス」の全部で2作品があります。
ベイマックスのほわほわとした姿をみると、とても癒されます。
思わずギュッと抱きしめたくなる可愛さですね。
簡単なあらすじ
このベイマックスの映画は、人間の男の子「ヒロ」と、人々の心と体を守るために作られたケアロボットの「ベイマックス」のお話です。
ヒロは大好きだった兄をなくし、深く心を閉ざしてしまいます。
そんな時にベイマックスがヒロの前に現れます。
しかし、ベイマックスはヒロの兄が生きている間に作ったロボットだったということもあり、ヒロはベイマックスを冷たく当たっていました。
そんなヒロをベイマックスはお節介なほどのケアにより、心の痛みを癒していきます。
感想レビュー
ケアロボットだから、人のケアをするのが当たり前?
そんな事はないと私は感じます。
人のケアをするために作られたロボットでも、人の痛みがわからなければ癒すことはできません。
相手の人の痛みを感じとることで、その痛みを和らげてあげようとするのです。
ベイマックスはヒロの心の痛みに敏感に反応し、お節介なほど世話を焼く様子には思わず笑みがこぼれます。
ヒロとベイマックスがお互いを思い、お互いのためにと接していくようになる過程が見どころだと思います。
人の心の痛みについて、相手の気持ちに寄り添うことの大事さとその寄り添い方について考えることができると作品ではないかと思います。
また、ベイマックスのふんわりとしたイメージが強いと思いますが、意外なストーリー展開も見どころの一つだと感じます!
感動だけでなく、かっこいいヒロとベイマックスの姿をみることができますよ。
アーロと少年
公開年 | 上映時間 | 制作国 |
2016年 | 93分 | アメリカ |
映画の小説版 |
簡単なあらすじ
体は大きいのに弱虫な恐竜の「アーロ」がアクシデントで家族とはぐれてしまいます。
そんなアーロが出会ったのは小さいのにとても勇敢な少年「スポット」。
二人は旅をする中で、絆を深め、成長していく心温まるストーリーです。
感想レビュー
アーロと少年のお話の中ででは、「恐竜」のアーロがしゃべることができ、「人間」のスポットが話すことができないという設定になっています。
その設定の理由は映画の中で明らかにされていますが、なんだか不思議な設定ですね。
二人は言葉が通じなくても目で、表情で、相手に伝えたい!という気持ちを持つことで、心を通わせていました。
もともとは、相手に対して良い印象で始まらなかった二人が、「初めて誰かを守りたいと思った」と思えるほどの仲にいたったのはとても感動的です。
たとえ、言葉が通じなくても、性格や容姿が違っていても友達になれる!
大事なのは言葉でも見た目でもない!と思わせてくれるような作品です。
そして、このアーロと少年の映画はの見どころとしては、とにかく絵が綺麗です!
とてもリアルで壮大な自然の美しさが描かれています。
見惚れてしまうくらい綺麗な絵の美しさも、ぜひじっくり観て欲しい作品です
映画 妖怪ウォッチ FOREVER FREIENDS
公開年 | 上映時間 | 制作国 |
2018年 | 100分 | 日本 |
映画の小説版 |
妖怪ウォッチはテレビでも大人気の作品ですね!
映画も2014年〜2019年の間で全部で6作品作られています。
この、「映画 妖怪ウォッチ FOREVER FREIENDS」は妖怪ウォッチの映画作品の中で、5番目に上映された作品となります。
簡単なあらすじ
たった一人の家族であった母を亡くした「シン」を救ったのは、同じ心の痛みをもった「イツキ」だった。
シンはイツキと妖怪の姿を見ることができるタエと一緒に、一つの目標に向かって、みんなで力を合わせる友情のストーリーです。
感想レビュー
おじいさんになったシンが時を遡り、昔の事を思い出すというストーリーです。
子供の時ではなく、時がたち、歳を重ねたイツキの心情にも注目して観てみて欲しい作品です。
3人が、一つの目標に向かってみんなで力を合わせて頑張ることで、絆が深まる。
同じ目標を持つことで、辛いことも嬉しいことも分かち合うことができ、心の結びつきが強まるように感じます。
そして、友達とは一緒にいる時だけでなく、離れていても繋がっているんだと感じさせられます。
そのことを、イツキがおじいさんになっても「ずっと忘れることのなかった約束」が物語っているように思います。
長い間、ずっと持ち続けたその強く優しい気持ちは、きっと相手に伝わる。きっと相手にも伝わっている。と思うとなんだか温かな気持ちになります。
友達ってなんだろうと考えさせられる映画になっています。
この映画を観た大人の方は、ずっと長く付き合ってきた自分の友達のことが、思い浮かんでくるのではないかなと思います。
また、この映画はテレビアニメと同じように妖怪を捕獲していく場面があります。
なので、少しゲームをしている感覚で映画を観ることができるので、小学生のお子さんでも、飽きずに楽しめるのはないでしょうか。
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
公開年 | 上映時間 | 制作国 |
2019年 | 65分 | 日本 |
映画の小説版 |
すみっコぐらしは、キャラクターグッズも多く販売されており、小さな子供から大人の男性にまで人気のキャラクターです。
2021年の11月には2作品目の映画、「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」が上映される予定となっています。
簡単なあらすじ
すみっコぐらしのとびだす絵本とひみつのコの映画は、可愛いキャラクターのすみっコ達が絵本の中に吸い込まれて、その中で大冒険をするお話です。
作品中に「桃太郎」や「マッチ売りの少女」などの世界の童話ストーリーも織り込まれていて、全体的にとても癒される映画です。
感想レビュー
すみっコぐらしのキャラクターは、それぞれちょっとしたコンプレックスと悩みを持っています。
そんな、個性いっぱいのすみっコぐらしは自分探しの旅に出ます。
自分ってなんだろう?について考えさせられる映画となっています。
「自分を知ることで、他人を理解できるようになる」といいますが、友達関係においても同じで、まずは自分について考えることも必要になってくるのではないかなと思います。
「自分を知る」というと難しいことのように思えますが、例えば「自分の長所や短所、好き嫌い」を知ることです。
このように、自分を知ることで「相手と自分の違い」にも気づくことができるようになったりします。
このすみっコぐらしの映画は、初めにそれぞれのキャラクター紹介があったり、お話の途中もテロップで話の内容の説明、補足が出るので、とても分かりやすく観やすい作品だと思います。
また、ひとりぼっちの孤独、マイノリティーなど、本当にたくさんのメッセージ性を秘めた作品となっているように感じます。
まとめ
友達について悩む小学生の子どもとみたい友情アニメ映画、5作品でした。
子供も大人にも心に響く内容だったのではないでしょうか?
ぜひ親子で一緒に映画を鑑賞して、感じた事を共有しあってみてくださいね!